留学用語集
大学留学/大学生活に関わる知っておきたいお役立ち用語を解説しました。
A|B|C|D|E|F|G|H|I|J|K|L|M|N|O|P|Q|R|S|T|U|V|W|X|Y|Z
A
Academic Advisor
履修科目などについて助言してくれる大学スタッフ。大規模大学では、低学年時はLast Name がA~Cは誰、という風にアルファベットで区切られることも。Appointment(予約)を事前に入れてから会いに行くのが常識。クラス登録前後は相談しに来る学生が殺到するため、予約は早めにいれること。上級学年になると、各学部のアカデミックアドバイザー、若しくは担当教授が専任のアドバイザーになり、より細かい助言が受けられる。
Academic Year
学年度。米国の場合、9月から翌年5月までの9ヶ月を指す。
Accommodation / Housing Offic
学生の住居の斡旋・管理を担当する部門。学生に対し学生寮やホームステイ、アパートメントの紹介を行っている。
Accreditation
学校が一定水準を満たす教育内容、サービス、施設を備えていることへの認定。たとえば大学の場合、日本では文部省が法律にのっとって大学を監督・指導しているが、アメリカにはそのような法律も監督省庁もない。そこで大学同士が自発的に認定機関を組織し、その機関の会員となることで信頼できる大学としての社会的地位を確立するというシステムを作りあげてきた。認定機関は、小学校、中学校、高校、大学、大学院、専門学校、音楽学校といったレベルや種類、あるいは看護学、ビジネスなど専門分野によるものなど、各種ある。
Alumni
alumnus 卒業生または同窓生、 alumni はその複数形。同窓会を組織したりする。女子学生はalumnae(複数形alumna)という。
Application
申込みのこと。Application formは願書、Application feeは申請料、Applicantは出願者を指す。
Applied study
学問の理論を実際に応用すること。
Assessment
能力判断テスト。入学時に英語力や数学等の基礎的知識を判断するために行われるテストを指す場合もある。
Audit / Auditing
単位を取得しない学生に聴講を許可すること。
Autobiography
履歴書、自己紹介文。入学願書に添えて提出するエッセーを指すこともある。
Assignment
宿題。授業中にはHomeworkという場合もあるが、正式にはこのように呼ばれる。
B
Blue Book
論文式の試験の際に解答用紙として使用される。薄い紙を数枚束ね水色の表紙がついていることからこのように呼ばれる。
Book Store
大学生協のようなもの。教科書、ノート、ペン、その他大学ロゴ入りトレーナーやTシャツといった大学関連グッズまで、とにかく大学生活に必要なものは殆ど揃う。大学に到着したら、まずはここに行ってみよう。シャンプーや石鹸類も購入できる。
Bulletin Board
掲示板。学校からの通知・連絡だけでなく、サークル活動、ボランティア活動などさまざまな情報が掲示されている。
C
Cheating
「カンニング」の意味。フェアな精神と個人の努力を重んじる米国社会では、カンニングに対してはそのクラスを落とすことになるか、もしくは退学処分にまで至ることもある。取り返しのつかないことになるので絶対止めること。Cheatは騙すの意味。
Class Participation
直訳すれば授業への参加ということ、つまりは授業中の発言の意味。成績にも関わってくるので、積極的に自分の意見を発言しよう。
Computer Lab
コンピュータ施設。図書館に併設されている場合も多い。
Commencement
オセアニアやイギリスでは主に開講日の意味。アメリカでは卒業式を意味する。
Conditional Acceptance / Provisional Offer
全ての入学基準には満たないものの、優秀な能力を持つ志願者に対して、一定の条件を設けて受け入れを許可する条件付き入学のこと。
Core Course
必修科目の意味。他にRequired Courseとも呼ばれる。反意語である選択科目は「Elective Course」。
Course Registration
クラス登録。
Credit
単位。留学生として1学期に必要な単位は12~18単位。米国人学生も含めて、15単位が平均的な1学期の取得単位数といわれている。大学によってはUnitと呼ぶ場合もある。
D
Dean's List
成績優秀者リスト。公表される場合が多い。Deanは学部長の意味。また、成績優秀者はHonor Studentと呼ばれ、成績優秀者のための特別クラスを受講できたり、教授と1対1の個人研究が認められたりする。もちろん奨学金支給の可能性もグンと高まる。
Deposit
入学が許可された学校に授業料の一部、あるいは1学期分を前払いしておく、保証金(予約金)のこと。何かの都合で入学しなかった場合は、たいてい返金される。
Diploma
ある過程を修了したことを証明する修了書。規定以上の成績を収めないと取得できない。
Dissertation
卒業論文。アメリカ、カナダ、イギリスで主に修士、博士課程などの卒業要件として提出する論文のこと。場合によっては、内容についての口頭試問が必要な場合もある。
Distance Education / Learning
直訳すると遠距離学習。一般に通信教育(correspondence study)と呼ばれるものや、キャンパス外の学習センターなどを利用して学ぶタイプ(off-campus study)などがある。アメリカ、オーストラリア、カナダなど、広大な国土をもつ国で特に盛ん。高校レベルから修士号、博士号を取得可能なものまである。また、単位や学位の取得以外に、教養を身につけることを目的とするプログラムも多い。内容も充実し、日本で受講可能な海外のプログラムも増えている。インターネットやケーブルテレビを利用したon-line study、試験や論文提出以外は独学で学習を進めるindependent study、学外試験によるexternal studyなど、類語も多い。
Drop
「落とす」の意味。一度登録したクラスを削除する際に使われる。クラス登録期間の後に、Add/Drop Periodが設けられているので、その期間に時間割りの最終調整を行う。Dropped Outは退学の意味。
Due
提出期限。Due is next Mondayと言われれば、次ぎの月曜日が提出期限ということ。課題やペーパーの説明の際によく使われる。同意語はDeadline。
Double Major
2つの学位の取得を目指して同時に2つの分野を専攻すること。専攻分野や成績による履修単位の制限があるため、関連分野に限られる。
E
Enrollment
入学・入学在籍者数。
ESL( English as a Second Language )
「第二言語としての英語」という意味で、留学生のための英語コースのこと。イギリスではEFL(English as a Foreign Language)コースといわれることが多い。
Essay
出願する際に提出を求められることのある書類のひとつで小論文のこと。大学の授業で課題のひとつとして提出を求められる場合もある。
Exam / Examination
学期の最後に行われる試験のこと。大学の定めた期間に行われることが多い。大学によってはレポート提出のみで、試験が行われない授業もある。
Exchange student
交換留学生。
Extension
海外の大学では、学生だけでなく、一般の人々にも広く門戸を開き、大学の提供する様々な公開講座を受講することができる。
F
Faculty
イギリス、オセアニアでは主に学部を指す(Departmentはその下に位置する:学科などを指す)。また研究者のユニットを指す。アメリカでは、大学教授および大学職員のこと。
Fees
Tuitionと同じく授業料を意味する。イギリスやオーストラリア、ニュージーランドで使われることが多い。アメリカでは主に授業料以外の料金を意味する。
Financial Aid
奨学金、学資金援助。
Foundation
イギリスやオセアニアの大学・高等教育機関での教育を受けるための準備プログラム/コース。
G
Graduate / Postgraduate
大学院のこと。イギリスやオセアニアの大学院でPostgraduateと呼ばれることが多い。
Graduation
卒業式、学位授与式。アメリカではCommencementが一般的。
H
Higher education / Tertiary Education
中等教育修了後の進路のひとつとなる教育機関。ある特定の分野に関して専門的に学ぶことができる。一定の成績を修めた場合はDiplomaが取得できる。
Hono(u)rs Year
学士課程の中でも、成績優秀またはより専門性の高い学位に位置付けられるhono(u)rs degree(優等学位)の取得を目指す。イギリスでは、最初からhono(u)rs degreeの取得を目指すのが一般的。成績によって、first class 、upper second 、lower second 、third classの4段階に分けられ、hono(u)rs の基準には満たなかった場合に与えられる学士号はordinary degreeまたは pass degree と呼ばれる。大学院に進むには、通常 upper second以上の成績が必要。オーストラリアやカナダの大学でも提供され、通常の学士号取得コースより1年程長く学ぶことでhono(u)rs degreeを取得し、これが大学院進学の条件となることもある。
I
ID Card
Identification Cardの略で、身分証明書のこと。学内で図書館を利用したり、小切手を利用したりする際など、学外でもIDカードの提示を求められることがある。
International student
留学生。
International Student Advisor
留学生担当アドバイザー。留学生のためのオリエンテーションを行ったり、留学生達が異文化生活に馴染めるよう精神面のケアを行ってくれる大学職員。学生ビザの担当も兼任しているので、休暇中、米国国外に出る場合は、必ず事前に知らせ必要書類にサインをしてもらう必要がある。
Internship
インターンシップ。専攻分野の学習過程のひとつとして、専攻に関連した企業や団体などで実務研修を体験する。イギリスではWork experienceとも言う。
L
Lecture
講義のこと。広い教室を使い、教授が大勢の学生を前にして行う授業形態。これに対し少人数のグループで構成される研究会をセミナー(seminarいわゆる「ゼミ」)という。これは教授の指導の元に学生同士が議論をしたりしてその科目の理解を深めていく形をとる。
Library Tour
直訳すると図書館ツアーであるが、何も図書館の建物を見学するだけではない。主な目的は図書館内での書籍の検索方法、それから、ネットワークを活用して大学外からの書籍の取り寄せ方法などを学ぶこと。Research Paperを書く際には大変必要な知識となるので、留学生や新入生対象に開催される場合は参加した方が得策。開催されない場合でも、Librarianと呼ばれる司書の人に相談してみると丁寧に指導してくれる。
M
Makeup
追試。通常は試験の説明をする際に一緒に説明される。
Module
イギリスやオセアニアに多いカリキュラムの構成方法。単元が独立しているため、履修順序を組み換えることなどが可能。
O
Orientation
オリエンテーション。新入生を対象にした学校生活全般にわたる説明会。
Office Hour
教授やアドバイザーは、通常学生との面談時間を設けており、その時間内であれば学生が自由に訪ねることができる。ただし、試験やクラス登録の時期には多数の学生が殺到し、質問するために長時間待たされる場合もある。その場合はやはりAppointmentをとって訪ねるのが得策。
P
Paraphrase
意訳すること。アカデミック英語の基礎の1つ。Paraphrase this paragraph と言われれば、この段落を言い換えて説明しなさい、という意味。Research Paperなどで、他の文献や誰かの発言を活用する場合にも必要とされるテクニック。
Plagiarism
盗作すること。Research Paperでは、他の文献等を活用した際には必ずどの文献を使用したのかを明記しなくてはならない。万が一明記することが抜けていると知的財産所有権を犯したとされ、退学を含む厳重処罰が下る。また、使用した文献に関する表記方法にも規則があるため、その規則を修得するには、大学が始まる前に大学で要求される英語(=Academic English)を徹底的に学習する必要がある。
Probation
謹慎期間の意味。G.P.A.が2.0を下回ると次のセメスターではprobationのステータスとなり、改善されなければDrop outの処分が下される。Probationの通知が大学より届けば、至急Academic Advisorに相談に行くこと。
Proof Reading
エッセイを提出する前に、文法間違いや内容が明確かを第3者に見てもらうこと。留学生であっても文法の間違いは即減点につながるため、必ずネイティブの人に見てもらおう。Proof Readingをします、という貼紙を大学構内でみかけることもある。
Prospective student
入学志願者、もしくは入学を検討している学生。
Prospectus / Handbook
大学、大学院のコース名や担当教授、入学条件などが載っている総合案内書。Prospectusは主にイギリスやオセアニアで使われる。
Q
Quarter
4学期制。
Quiz
クイズ。1つのクイズが成績全体に占める割合は小さいが、授業によっては、毎週クイズが出されることがあり、トータルでみると成績全体の10~15%の割合を占めることもある。抜き打ちクイズはPop quizと言われ、Bonus pointとして換算される。つまり、Quizが予定されていない日であっても出席は欠かせない。
R
Research
講義やセミナーを受けるのではなく、独自にテーマを決めて研究を進めていく学習形態。
Residence
大学寮、寄宿舎。アメリカでは主にDormitory(Dormとも言う)。
S
Scholarship
奨学金。支給対象者は現地学生から留学生が含まれるものまで様々。また大学の授業料全額免除するものから一部まで、支給額は大学により異なる。その他、滞在費を含むものもある。
Secondary education
中等教育。日本の中学・高等学校にあたる期間を指す。
Semester
2学期制。
Student Evaluation
学期末、通常は講義の最終日に教授やクラス内容を評価する用紙が配付され、生徒が記入する。匿名なので成績には影響しない。
Syllabus
シラバス。授業初日に配布されるそのクラスの進行スケジュール。
T
Transfer Credit
編入する際に、それまで在籍校で履修していた単位のうち、編入校で履修単位として認められる単位。
Transcript
成績証明書。Official Transcriptは学校が発行した原本の成績証明書。大学入学時や編入時には、必ず必要となる書類。尚、Sealed Official Transcriptは開封されていない成績証明書のこと。
Take home exam
その名の通り、持ち帰りテスト。あまり一般的ではないが、教授によっては好んで課す場合もある。
Term
アカデミックイヤーを2学期に分けたsemester、4学期に分けたquarterなどのうち、それぞれの1学期を示す短い期間のこと。
Thesis
卒業論文。専攻によって課せられる場合とそうでない場合がある。担当教授と論文のトピック選びから、使用する文献、論文の方向性など1対1で進めていく。ページ数は50~100程とかなりの枚数になる。
Transition
新たな環境でスタートする新入生の時期などの総称。新入生が大学生活にスムーズに順応できるよう、大学側がオリエンテーション、カウンセリング等のサポートを行う。また新入生の時期をtransition periodと呼ぶ場合もある。
Tuition
授業料のこと。イギリスでは授業を指すこともある。
Tutorial
個別指導による授業形態。指導教官(tutor)とマンツーマンで、または少人数制のグループで学習を進めていくもの。学生は与えられた文献リストからトピックを選び、指導教官による個別指導をあおぎながら小論文(essay)にまとめていく。
U
Undergraduate
Graduate/Postgraduateに対して「大学」を指す。
University Union
大学生協。大学にあるカフェテリアや購買など、学生が利用する様々な施設の運営を請け負う。
V
Vocational school
実社会に直結する技能・技術を学ぶための職業訓練校。
Vice-Chancellor
大学総長。